papagreen’s diary

自宅(愛知県)で育てている植物の観察記録

ビカクシダの育て方について

2018/2/20
ビカクシダを育ててから半年経過したので、ビカクシダ全般で感じたことを記録しておこうと思います。
■場所
10月上旬迄は日陰のベランダに置いていましたが、気温が15度を下回るようになってから部屋の中で育てる事にしました。
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■温度
部屋の中の温度は20〜25度でエアコンは常時ONにしています。あとサーキュレーターで風を送りタイマーで一時間間隔にしています。夏にベランダに置いていましたが全然成長していなかったので、この温度と風が重要だと思います。
ちなみに電気代は高い時で一ヶ月25,000円位です。
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■湿度
加湿器を購入し使用してみましたがあまり効果がなかったので今は全然使用していません。部屋の湿度は35〜50%です。
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■照明
部屋の照明と一部LED照明を使っています。成長が軌道にのったのは部屋の照明だけでもグングン育っていきます。弱った株で新しい葉が出てきている時にLED照明を当てています。LED照明を当てている方が成長が速いです。夜は部屋の照明はOFFにしLED照明だけ点けています。常に照明を点けていた事が有りましたが成長はあまり変わらないと思います。
■水やり
毎週土曜日にタライ(100円ショップで買った洗濯物カゴ)に水を溜めて15〜20分浸して一時間位干して乾かしています。コルク樹材のは3〜4日間隔で水をかけています。以前はお風呂に水を溜めて入れていましたが、移動中に事故が多かったので部屋の中で行うようにしました。注意事項として胞子葉が水に浸かったまま10分位は良いのですが、40〜50分経つと水を吸いすぎて傷んでしまいます。水に浸けたまま忘れてしまい何回か痛い目にあったので記録しておきます。
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■肥料
エードボールCaを使用しています。水苔に植え付ける時に2個入れるようにしています。あと一ヶ月間隔でメネデールをタライに入れて浸しています。
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■防虫剤
部屋の中で育てているとどこから侵入して来るのか分かりませんがカイガラムシが付きます。その時はベニカXファインスプレーを全体に吹付け、手でカイガラムシを取っていきます。スプレーをかけても植物には影響無いみたいです。
このスプレーは即効性が有り、2,3日後には元気になります。このスプレーのおかげで、ねむの木、ベンジャミンバロック、コロナリウムが救われました。
■鉢植え
木の器に水苔をキツめに詰め込みビカクシダが落ちないようにしています。このやり方とビカクシダの回りに水苔を付け麻紐で巻き付け、コルク樹材にアルミ線で水苔の中を通して固定している二種類のやり方で植え付けています。貯水葉の上にハリス等で固定するのは見た目が悪いので行っていません。

ちなみにこのやり方で枯れたビカクシダは今の所一つもありません。
NHK趣味の園芸を見ていたら胡蝶蘭の水やりの温度は30〜40度位か良いとことでした。同じ南国の植物なので真似してみようと思います。あとビカクシダは肥料が好きらしいので、メネデールからハイポネックスの液体肥料に代えてみようと思います。

2018/3/20
ハイポネックスの液体肥料を使ってみましたが今の所、まだ効果が出ていない気がします。匂いが臭いのが嫌な感じですがまだ使ってみようと思います。

コロナリウムやホルタミーで試してみましたが、新しい貯水葉がある程度大きくなったら、古い貯水葉は切っても問題無いようです。鉢で育てているのを板付すると貯水葉が前に出るので、古い貯水葉は切った方が良いと思います。

2018/9/15
5月頃から二階バルコニーの日陰に置いて育ててみました。夏場は綺麗だった胞子葉が枯れ落ちて、新しい胞子葉が出てくるのが多かったです。しかし、サンシェードで日除けを作り大丈夫だろうと思っていたら、西側に置いていたのが直射日光を浴びてしまい、かなり弱ってしまいました。8月後半より西側にラティスを置きサンシェードを貼って日陰になるようにしましたが、植物を増やす前にちゃんと育てられる環境を作らないとダメですね。来年は多分夏を越せると思います。後、台風の時は部屋に取り込まないと、胞子葉が折れますね。直接風に当たらないので大丈夫だと思いましたが、キッチャクードの小さいのが折れてました。気を付けたいと思います。
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最低温度が15度を下回るようになったので、バルコニーに置いていたビカクシダを部屋に取り込みました。去年より緑が増えたと思います。
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撮影:2018/10/14

2019/5/23:追記
■リドレイの育て方について
リドレイを育ててから2年ぐらい経過したので気づいた事をメモしておきます。リドレイは日陰の所はダメでLED照明を当てていないと枯れてしまいます。部屋の照明だけでもダメです。
あとリドレイを元気に育てるには、貯水葉を枯らさないようにしないといけません。育てていると貯水葉が途中で止まったり、暑さで枯れてしまったりします。枯れたまま貯水葉の形を保っていれば良いのですが、葉脈しか残っていない状態だと復活するのが難しくなります。リドレイを購入する時は貯水葉の層が厚いのが良いと思います。
元気に育っているように見えても、芽が徒長して折れてしまう事が有ります。ちゃんと貯水葉が出来ていて器や水苔に固定していれば大丈夫ですが、そうでない場合、根元の所からポキッと折れてしまいます。これで二つダメにしてしまいました。貯水葉や胞子葉が綺麗なのにこれでダメになるのが、一番ショックが大きいです。
ビカクシダの中でもリドレイが一番育てるのが難しいです。リドレイを幾つも育ててみましたが5~6ぐらい枯らしてしまったと思います。